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天竜浜名湖鉄道の未来


 今日は天竜浜名湖鉄道の、DMV導入に向けたモニター乗車に参加してきました。

三ヶ日駅から出発し、西気賀で線路から離脱し、車道で三ケ日に戻ってくるルート。

DMVとは、Dual Mode Vehicle、つまり2つのモード乗り物、ということで、要するに線路も車道も走れる電車みたいなやつ、ということです。

 

○まずは乗り心地

これ、結構重要ですよね。乗り心地ははっきり言ってよくありませんでした。ただ、これはあくまでも試乗を主な目的としたモデルなので、席は狭いし、座席数も少ないし、仕方ないかもしれません。県の職員に聞いてみると、例えば電車のように横一列の座席を配置するなどもできるようです。そうなれば乗り心地はだいぶ改善されると思います。

音も大きいし、スムーズな走りとはいえませんが、これも技術で改善できるでしょう。

 

○費用対効果

ディーゼルで走るDMVは、電車に比べると圧倒的に低コストです。燃費は大体1/5だそうです。

車両価格もDMV一車両2000万円(量産されれば)のところ、電車は1億3000万円ほどだそうです。

 

○必要性

それではそもそもDMVを導入したら何がどういいのか、ということです。

はっきりいって私にはその必要性がよくわかりませんでした。線路から離脱して車道を走り、例えば電車がいけないところに行って客を乗せようとしても、そもそも基本となる既存の路線に需要がない限り、乗客数は増えないと思うからです。

県の職員にこれも問いただしたところ、もっとも大きな効果が発揮されると思われるのは、一時的に線路から離脱して、少ないスペースで車両のすれ違いができる点だと思う、とのことでした。

これはまさにそうですね。大きな利点になるかもしれません。

 

今日実際にDMVに乗ってみて、率直に言ってDMVの導入が天浜線を救う救世主とは到底思えませんでした。発想がやはり既存の路線をベースに考えているからです。

また、DMVはその構造上、低床にできないためユニバーサルデザインを見込めないようです。ここら辺も課題のひとつですね。

 

いずれにしても天浜線も、公共交通だから赤字は仕方ない、ではなく、民間の発想も取り入れて経営改善しながら新しい取り組みにもチャレンジしていくことが必要で、そのためにはぜひ民間人を経営陣に迎え入れるべきだと、改めて感じた視察でした。

 

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コメント (2)

奥村克彦:

天浜線の沿線には、多くの自然が残っているように思われます。それを生かした楽しみ方はないのか?短期的には、DMVが救世主になるかもしれませんが、長期的には?なるとは?思えないですね。地元の方の利用のみでは難しいので、いかに多くの観光客を誘引できるか?例えば、低価格にて、幼稚園児・低学年児の遠足に利用してもらう。子供達に公共乗り物の乗り方の経験をさせるとかでは、難しいでしょうね。西部地区全ての行政、市民で考えないといけない問題ですね。

奥村克彦さま、

コメントありがとうございます。

私は率直に言って、DMV導入は短期的にも「救世主」にはなりえないのではないかと思っています。既存の路線を便利に使う、という視点においてはある一定程度の価値はあると思いますが、それと「救世主」になるというのは程遠いと思います。

おっしゃるように現在の路線では、大幅な日常ユーザーを増やすことは困難です。実際に沿線に住む住民の半数以上が使っていないと回答していて、使っていると答えた住民でも7割以上は「月に1回」という頻度です。
しかも、「どうしたら今後使いたいか?」という問いに対しても、今後も遣う予定はないという回答が半数以上です。

まずはこの現状をしっかりと認識することが大切だと思います。

確かに自然は豊かで、これは何とか活かしたいですね。観光客の誘客のひとつのポイントになると私も思います。

いろいろご提案をよろしくお願いいたします。

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